コンクールタイトル
【第5回(2020年)応募総数3,734点】
皆様からお寄せいただいた3,734点の作品の中から受賞作品が決定しました。
たくさんのご応募をありがとうございました。
大賞
賞金5万円

・副賞:カメヤマ商品詰め合わせ

大賞 ひとり言

【審査員コメント】

自分の母親もおばあちゃんのことをかあちゃんと呼んでいて、母さんも子供なんやな…と思った記憶があります。この作品に親近感を抱くとともに、いろいろなことを思い出しました。(若林 剛之)

【カメヤマコメント】

お祖母様が亡くなったとき「時空」が過去にさかのぼり、普段は「母親」として振舞っているお母様が「娘」となった瞬間。きっと当時の家の中の風景や、小さい頃に母に甘えている自分の姿などが走馬灯のように思い浮かんだのではと想像してしまいました。最後に娘としてお別れができてよかったと、胸が熱くなりました。ひまわりさんのお母様への愛も感じます。
審査員特別賞
賞金2万円

・副賞:カメヤマ商品詰め合わせ

審査員特別賞 ひとり言

【審査員コメント】

『怠けているわけではありません』という出だし、『落ちている髪の毛』も『和ちゃん』も、ここまではずっと読んでいて『?』が続きます。そこまで引っぱられて、最後の『掃除をする気にならんのです』の一言で、あ、和ちゃんは奥さんだったのね、と分かる。男やもめの寂しさ、朴訥な想いが胸に迫りました。(湯川 れい子)

【カメヤマコメント】

切なくて、でも愛にあふれていてキュンとしました。「和ちゃん」の気配がまだ残る部屋で、ふたりで育んできた思い出とともに暮らしているまどへいさんが「たとえ髪の毛1本でも側に置いておきたい」と願う姿が、ありありと表現されている作品。当時のお二人の仲睦まじいお姿まで見えました。
ペット賞
賞金2万円

・副賞:カメヤマペット供養商品

ペット賞 ひとり言

【審査員コメント】

動物の死に際は不思議なことが多いなと思います。この猫ちゃんもずっと待っていて、お布団に入って最後の時間を過ごせたことに安心したのかなと想像すると、とても可愛らしく愛おしくなりました。猫なのになんだか人間のようだなとも感じました。(木村 光希)

【カメヤマコメント】

ずっと一緒に暮らしていた作者が、結婚して家を出た。猫ちゃんからしたら「なぜいなくなったの?いつ戻ってくるの?」と心配していたかもしれません。やっと帰ってきたその日が最期の日になるなんて、切なすぎるストーリーですが猫ちゃんの健気さが伝わってくる作品です。きっと、このときをずっと待っていたのでしょうね。
大 賞
賞金5万円 

カメヤマ商品詰め合わせ

大賞 ひとり言

【審査員コメント】

自分の母親もおばあちゃんのことをかあちゃんと呼んでいて、母さんも子供なんやな…と思った記憶があります。この作品に親近感を抱くとともに、いろいろなことを思い出しました。(若林 剛之)

【カメヤマコメント】

お祖母様が亡くなったとき「時空」が過去にさかのぼり、普段は「母親」として振舞っているお母様が「娘」となった瞬間。きっと当時の家の中の風景や、小さい頃に母に甘えている自分の姿などが走馬灯のように思い浮かんだのではと想像してしまいました。最後に娘としてお別れができてよかったと、胸が熱くなりました。ひまわりさんのお母様への愛も感じます。
審査員特別賞
賞金2万円 

カメヤマ商品詰め合わせ

審査員特別賞 ひとり言

【審査員コメント】

『怠けているわけではありません』という出だし、『落ちている髪の毛』も『和ちゃん』も、ここまではずっと読んでいて『?』が続きます。そこまで引っぱられて、最後の『掃除をする気にならんのです』の一言で、あ、和ちゃんは奥さんだったのね、と分かる。男やもめの寂しさ、朴訥な想いが胸に迫りました。(湯川 れい子)

【カメヤマコメント】

切なくて、でも愛にあふれていてキュンとしました。「和ちゃん」の気配がまだ残る部屋で、ふたりで育んできた思い出とともに暮らしているまどへいさんが「たとえ髪の毛1本でも側に置いておきたい」と願う姿が、ありありと表現されている作品。当時のお二人の仲睦まじいお姿まで見えました。
ペット賞
賞金2万円 

カメヤマペット供養商品

ペット賞 ひとり言

【審査員コメント】

動物の死に際は不思議なことが多いなと思います。この猫ちゃんもずっと待っていて、お布団に入って最後の時間を過ごせたことに安心したのかなと想像すると、とても可愛らしく愛おしくなりました。猫なのになんだか人間のようだなとも感じました。(木村 光希)

【カメヤマコメント】

ずっと一緒に暮らしていた作者が、結婚して家を出た。猫ちゃんからしたら「なぜいなくなったの?いつ戻ってくるの?」と心配していたかもしれません。やっと帰ってきたその日が最期の日になるなんて、切なすぎるストーリーですが猫ちゃんの健気さが伝わってくる作品です。きっと、このときをずっと待っていたのでしょうね。
カメヤマ商品詰め合わせ1万円分
カメヤマ賞01
手を合わせるお相手:夫
日記、初めて読んだわ。枕元にも置いてます。何年ぶりかしら、こんなにおしゃべりできたのは。
もっと優しくなれたのに、ごめんなさいね。ページの続きは私が綴ります。
れいちゃん(宮城県)

【カメヤマコメント】

夫婦は、長く連れ添うと「まるで空気のような存在」となるとは本当で、 こちらのご夫婦もきっとそう。けれど、旦那様が亡くなったあとに読んだ日記には、あまり話さなくなった夫婦の空白の期間を埋めるようなことがたくさん書かれていて…。おしゃべりを楽しんでいた当時を思い出すように大切に読み進めている姿に胸打たれます。おしゃべりの続きは楽しいでしょうね。
手を合わせるお相手:夫
まだ「パパ」って言えなかったこの子も
毎晩夜空を見上げて
「パパがキラキラ手を振ってるよ」
と嬉しそうにしているよ。
今夜もパパに会えるかな
とろろ昆布(千葉県)

【カメヤマコメント】

家族の時間の経過を感じます。永遠に続くかと思えた悲しみの日々は、 お子さんの成長とともに少しずつ喜びや楽しみが増えていき…。 きっと、お子さんと毎晩パパの話をしているんですね。パパが空から見守ってくれているという安心感がお子さんのセリフからも感じ取れます。そして、夢の中でお話するのでしょうか。これからもパパを中心に家族が仲良く暮らしていく様子が想像できる作品。
手を合わせるお相手:父親
お父さんが使っていたガラケー。お母さんの写真ばかり撮ってたのね。どれだけお母さんのことが好きなの?でも最後の一枚がお父さんのピースしてる写真。笑顔が眩しいよ。
はるちゃん(熊本県)

【カメヤマコメント】

きっととても仲の良いご夫婦だったのでしょうね。一緒に旅行に行ったり、買い物に行ったり。そして、何かとお父様がお母様の写真を「チロリン♪」というシャッター音とともに撮っていた姿が目に浮かびます。最後の一枚は「お父さんもたまには撮ってあげる」とお母様が撮った写真なのかもしれませんね。きっと最高の笑顔だったのでしょう。
手を合わせるお相手:妻
「おかえりなさい」そう出迎える声はない。でも僕は「ただいま」と言う。なんだかそれだけで、
不思議と心が安らぐんだ。君の温もりの思い出がきっと僕の心に蘇るんだね。
春光つばめ(兵庫県)

【カメヤマコメント】

奥様の優しい笑顔が思い浮かびました。春光つばめさんが疲れて帰ってきても、いつも優しく微笑みながら「おかえりなさい」と迎えてくださっていたのでしょうね。いつからかその声が聞こえなくなっても、ふたりで積み重ねてきた日々があるから「ただいま」と言えばすぐに笑顔の奥様の温もりを感じられる。おふたりにしか分からない愛の呼吸。切なくも、美しい作品です。
手を合わせるお相手:亡き妻
先日料理しているあなたを見てびっくり。死んだのは夢かと。実は娘が突然来てあなたのセーターを着て料理してたのです。でも嬉しかった。あなたにまた会いたいのです。
角 奈緒也(埼玉県)

【カメヤマコメント】

作品の言葉選びやあふれる気品に、作者がとても紳士であることが分かります。そして、亡くなった奥様もきっと上品でチャーミングな方だったのではと想像するのは、作者が娘さんを奥様と見間違えているところ。「あなたにまた会いたいのです」と言われるほど愛されている亡き奥様は、きっと優しい笑顔で作者を見守っていますね。
手を合わせるお相手:母
お母さんの携帯電話のメモ、見たよ。
またくみちゃんのお母さんになりたいって書いてくれてあったね。
約束だよ。また私を産んでね。
沢山愛してくれて、ありがとう。
くみこ(千葉県)

【カメヤマコメント】

携帯電話のメモに書いてあることは、基本的に第三者に見せるものではないから、きっとお母様の本心。しかも、人生最後に残したい言葉か普段何気なく思っている言葉のどちらか。どちらにせよ、くみこさんのことが大好きで大好きで仕方ない。仲の良い母娘だったのでしょう。小さい頃からたくさんの愛を注いできたのでしょう。思いがけず早いお別れに無念がにじむも、願いはひとつなのでしょうね。
手を合わせるお相手:妻
一人暮らしも3年目に入ったよ。まだスーパーで同年輩の夫婦見ると、何だか切なくなっちゃってさ、
つい足が止まっちゃうんだ。で、こうして写真の君と愉しくビール、救いだよ。
マッチ坊(埼玉県)

【カメヤマコメント】

一人暮らし3年目。ようやく慣れてきた頃かも…と想像しながら読みました。それでも、街で見かけるよそのご夫婦に昔の自分たちの姿を重ねてしまい、つい「もしも……」と考えてしまう。喧嘩したこともあったでしょうし、泣かせてしまったこともあったかもしれません。でもやっぱり思い出すのは、ふたりで過ごした笑顔の時間。奥様の写真とそんな話をしているのでしょうね。
手を合わせるお相手:父
あなたの口癖は「一人が気楽でエエわ。」遠くに嫁いだ私への気遣いと解ってたよ。急変で駆けつけた私を見て笑って逝ってしまったね。何故か言えなかった。父さんありがとう
マコちゃん(東京都)

【カメヤマコメント】

作者はお父様ひとり家に残して、遠くに嫁ぐことをずっと気にかけていてでもそれ以上にお父様は、娘に心配かけたくないと強がりを口にする。なんて素敵な父娘なんでしょう。最後まで笑顔を残してくれるお父様に胸がつまります。最後まで言えなかった「ありがとう」のその理由は、きっと作者にしか分からない。けれど、お父様には伝わってますね。
手を合わせるお相手:ひいおばあちゃん
「またね」っていったのにおほしさまになっちゃった。
「とうこうちゃん」ってよぶこえはもうきこえないけど、
これからは、おほしさまにおはなしするよ。
やくそくだよ。
とうこう(三重県)

【カメヤマコメント】

子どもの純粋な言葉にとにかく胸を打たれます。「またね」は次に会えるまでの魔法の言葉なのに、お星さまになってしまったひいおばあちゃん。 声は聞こえないけれど、「とうこうちゃん」の胸の中ではやさしいひいおばあちゃんの声がいつまでもこだましているような気がします。夜空を見上げるたびに、思い出すのでしょうね。ひいおばあちゃんの笑顔を。
手を合わせるお相手:飼い猫
抱っこが大好きで、膝に乗って寝るのも好き。
おデブさんだから「もうおしまいね」と言っても、すぐに同じ位置。
あの重みが無くなって、毎日思う。
君に会いたいなって。
るまん(岩手県)

【カメヤマコメント】

猫ちゃんはツンデレ(気まま)のイメージが強いですが、この作品の猫ちゃんはとにかく作者が大好きで隙あらばくっついていたい甘えん坊さんだったのですね。そして、その少しおデブさんの重みが作者の記憶から消え去ることはなく、ずっとずっとかわいい思い出とともに残るのでしょう。
手を合わせるお相手:コービー(飼い犬)
いつも一緒に散歩した道を、今はひとりで散歩してるよ
あの頃、一気に駆け上がったあの坂道も
今は歩くだけで息切れしてしまうよ
きぬこし(兵庫県)

【カメヤマコメント】

まだ作者が坂道を駆け上がっても息切れしなかった頃、晴れの日はもちろん、雨の日も、風の日もわんちゃんと作者は一緒に街を散歩していたのでしょう。街のあちこちにわんちゃんとの思い出がある作者は、ひとり歩いてみるものの あの急な坂だけは、今はもう歩くだけで息切れしてしまう。そのことを実感し在りし日のわんちゃんに想いを馳せている。スト―リーを感じる作品。
手を合わせるお相手:飼っていたインコ
かわいい声で話すぴーちゃん。私が家を出て父が世話をしだしたら、かわいかった声がおっさん声になってて笑った。適応能力ありすぎだよ。また私のところに飛んできてね。
ぽっちゃりん(兵庫県)

【カメヤマコメント】

ぴーちゃんはみんなの人気者だったんでしょうね。肩にとまって話す言葉を真似したりして。作者といろんなおしゃべりをしていた頃のぴーちゃんは、 かわいい声で「おはよう」などと話していたのでしょう。それが一転… おっさん声になってしまったぴーちゃん。家族の仲の良さも伝わってくる ハートウォーミングな作品。
手を合わせるお相手:愛犬モモ
わたしを見るとすぐほえてくるモモ。
お空でもたくさんほえてくるかな。
また会って、わたしをほえてよ。
お空からモモに気づいてもらうために、
勉強もスポーツもがんばるから
こなつ(三重県)

【カメヤマコメント】

モモちゃんはこなつちゃんのことが大好きだったから、いつも吠えていたのでしょうね。「お帰り!待ってたよ!」「早く遊んで!」「散歩行こう!」 たくさんおしゃべりしていたのでしょうね。きっと今はお空にいて、こなつちゃんが勉強もスポーツも頑張っているのを見てますね。ワンワンと吠えながら。
手を合わせるお相手:友人
娘に「お父さん、親友いる?」と聞かれた時、お前を思い出し「昔いたよ」と答えた。あれから出来ずじまいだ。
プラナリア(兵庫県)

【カメヤマコメント】

男の友情とは「青春を共に過ごしていろいろなことを一緒に乗り越えてきた末に出来上がるもの」という定義があるような気がします。短い言葉の中に、お二人の厚くて熱い友情を垣間見ました。
手を合わせるお相手:おじいちゃん
おじいの写真を新居に飾ったよ。写真嫌いだった?探すのに苦労したよ。やっと見つけた一枚が、赤ちゃんの私を抱っこして、とびっきりの笑顔だなんて、してやられたよ。
みみ丸(神奈川県)

【カメヤマコメント】

きっとお祖父様はシャイな方だったんでしょうね。自分が写真に写るよりも撮る方にまわったりして、周りに気を配れるステキな方だったのだろうな…と想像しました。やっと見つけた貴重な一枚に写っていたのは満面の笑顔のお祖父様と赤ん坊の作者。可愛くて仕方なくて、ずっと抱っこしてあやしていたんだろうその姿がありありと見えてきました。
手を合わせるお相手:父親
小さいころから何となく疎遠のままだったオヤジの、遺品の整理で、俺の小さい頃の思い出が綴られた日誌が出てきた。愛情いっぱいに書いてあったよ。オヤジごめんな。   
まことちゃん元気(茨城県)

【カメヤマコメント】

親とはそういうものなのだと、胸を熱くしました。特に父と息子の距離は、息子が大きくなるにつれて言葉が少なくなり、距離もどんどん離れてしまって…。でも、親にとって子の小さな頃の思い出は、どんなに些細なことでも宝物なのですよね。作者の「ごめんな」は、天国のお父様に届いているはずです。
手を合わせるお相手:おじいちゃん
認知症になった祖母は、孫の私にすら初めましてって言う
なのに、祖父の写真を見せると「あなた…」って嬉しそうな顔をするなんて、ずるい
私もそんな夫婦になりたいなあ
ゆず(兵庫県)

【カメヤマコメント】

ステキなご夫婦ですね。認知症でも忘れないものは「深い愛」なのかもしれない、とこの作品を読みながら考えました。「あなた…」と慈しむような眼差しで写真を見つめる姿が思い浮かび、さらに、若かりし頃のお二人の仲睦まじい様子も想像することができました。ステキな作品です。
手を合わせるお相手:おじさん
僕の2歳になる娘が、棺で横になっているおじさんの横に立っているろうそくを見て、ハッピバースデートゥーユーを歌いだしたんだよ。可愛い愛娘と思ってこらえてね。
えいじくん。(愛知県)

【カメヤマコメント】

かわいいうっかりハプニングは、悲しみに包まれた会場をも幸せオーラですっぽり包み込んだことでしょう。きっと亡くなった伯父様も目じりを下げてニコニコ笑ってみていたでしょうね。無条件にかわいい作品です。
手を合わせるお相手:祖父
辛い時、悲しい時、こんな世の中で毎日が不安で心が何かに負けそうになる時、会いたくなってお墓参りに行く。「久しぶり。俺は元気にやってるよ。」でも結局強がっちゃう。
サバムーチョ(千葉県)

【カメヤマコメント】

作者の優しさがにじみ出ている作品。ちょっと聞いてもらいたいな、という気持ちでお墓参りに行くも、結局はお祖父様に心配かけたくなくて元気だよと言う。でもきっと、お祖父様はすべてお見通しですね。そんな優しい孫を、誇りに思っているんでしょうね。
手を合わせるお相手:父親
「ジジは嫌い」と言っていた孫が学校の七夕の短冊に
「ジジが戻って来ますように」って書いてあったよ
本当は大好きだったんだよ
伝わってるかな?
龍神ママ(長野県)

【カメヤマコメント】

好きと嫌いの背中合わせ、かわいいです。「嫌い」って、本当は好きなのにうまく表現できなかったり、相手の愛情をちょっと試したりするときに、思わず言ってしまう言葉だったりします。だから、家族の目にふれないだろうと思って書いた学校の短冊に、本音がポロリ。そんな孫の姿を天国で笑って見守っていますね。
カメヤマ賞03
カメヤマ賞

カメヤマ商品 1万円分
(カメヤマ商品詰め合わせ)

手を合わせるお相手:夫
日記、初めて読んだわ。枕元にも置いてます。何年ぶりかしら、こんなにおしゃべりできたのは。
もっと優しくなれたのに、ごめんなさいね。ページの続きは私が綴ります。
れいちゃん(宮城県)
【カメヤマコメント】:夫婦は、長く連れ添うと「まるで空気のような存在」となるとは本当で、 こちらのご夫婦もきっとそう。けれど、旦那様が亡くなったあとに読んだ日記には、あまり話さなくなった夫婦の空白の期間を埋めるようなことがたくさん書かれていて…。おしゃべりを楽しんでいた当時を思い出すように大切に読み進めている姿に胸打たれます。おしゃべりの続きは楽しいでしょうね。
手を合わせるお相手:夫
まだ「パパ」って言えなかったこの子も
毎晩夜空を見上げて
「パパがキラキラ手を振ってるよ」
と嬉しそうにしているよ。
今夜もパパに会えるかな
とろろ昆布(千葉県)
【カメヤマコメント】:家族の時間の経過を感じます。永遠に続くかと思えた悲しみの日々は、 お子さんの成長とともに少しずつ喜びや楽しみが増えていき…。 きっと、お子さんと毎晩パパの話をしているんですね。パパが空から見守ってくれているという安心感がお子さんのセリフからも感じ取れます。そして、夢の中でお話するのでしょうか。これからもパパを中心に家族が仲良く暮らしていく様子が想像できる作品。
手を合わせるお相手:父親
お父さんが使っていたガラケー。お母さんの写真ばかり撮ってたのね。どれだけお母さんのことが好きなの?でも最後の一枚がお父さんのピースしてる写真。笑顔が眩しいよ。
はるちゃん(熊本県)
【カメヤマコメント】:きっととても仲の良いご夫婦だったのでしょうね。一緒に旅行に行ったり、買い物に行ったり。そして、何かとお父様がお母様の写真を「チロリン♪」というシャッター音とともに撮っていた姿が目に浮かびます。最後の一枚は「お父さんもたまには撮ってあげる」とお母様が撮った写真なのかもしれませんね。きっと最高の笑顔だったのでしょう。
手を合わせるお相手:妻
「おかえりなさい」そう出迎える声はない。でも僕は「ただいま」と言う。なんだかそれだけで、
不思議と心が安らぐんだ。君の温もりの思い出がきっと僕の心に蘇るんだね。
春光つばめ(兵庫県)
【カメヤマコメント】:奥様の優しい笑顔が思い浮かびました。春光つばめさんが疲れて帰ってきても、いつも優しく微笑みながら「おかえりなさい」と迎えてくださっていたのでしょうね。いつからかその声が聞こえなくなっても、ふたりで積み重ねてきた日々があるから「ただいま」と言えばすぐに笑顔の奥様の温もりを感じられる。おふたりにしか分からない愛の呼吸。切なくも、美しい作品です。
手を合わせるお相手:亡き妻
先日料理しているあなたを見てびっくり。死んだのは夢かと。実は娘が突然来てあなたのセーターを着て料理してたのです。でも嬉しかった。あなたにまた会いたいのです。
角 奈緒也(埼玉県)
【カメヤマコメント】:作品の言葉選びやあふれる気品に、作者がとても紳士であることが分かります。そして、亡くなった奥様もきっと上品でチャーミングな方だったのではと想像するのは、作者が娘さんを奥様と見間違えているところ。「あなたにまた会いたいのです」と言われるほど愛されている亡き奥様は、きっと優しい笑顔で作者を見守っていますね。
手を合わせるお相手:母
お母さんの携帯電話のメモ、見たよ。
またくみちゃんのお母さんになりたいって書いてくれてあったね。
約束だよ。また私を産んでね。
沢山愛してくれて、ありがとう。
くみこ(千葉県)
【カメヤマコメント】:携帯電話のメモに書いてあることは、基本的に第三者に見せるものではないから、きっとお母様の本心。しかも、人生最後に残したい言葉か普段何気なく思っている言葉のどちらか。どちらにせよ、くみこさんのことが大好きで大好きで仕方ない。仲の良い母娘だったのでしょう。小さい頃からたくさんの愛を注いできたのでしょう。思いがけず早いお別れに無念がにじむも、願いはひとつなのでしょうね。
手を合わせるお相手:妻
一人暮らしも3年目に入ったよ。まだスーパーで同年輩の夫婦見ると、何だか切なくなっちゃってさ、
つい足が止まっちゃうんだ。で、こうして写真の君と愉しくビール、救いだよ。
マッチ坊(埼玉県)
【カメヤマコメント】:一人暮らし3年目。ようやく慣れてきた頃かも…と想像しながら読みました。それでも、街で見かけるよそのご夫婦に昔の自分たちの姿を重ねてしまい、つい「もしも……」と考えてしまう。喧嘩したこともあったでしょうし、泣かせてしまったこともあったかもしれません。でもやっぱり思い出すのは、ふたりで過ごした笑顔の時間。奥様の写真とそんな話をしているのでしょうね。
手を合わせるお相手:父
あなたの口癖は「一人が気楽でエエわ。」遠くに嫁いだ私への気遣いと解ってたよ。急変で駆けつけた私を見て笑って逝ってしまったね。何故か言えなかった。父さんありがとう
マコちゃん(東京都)
【カメヤマコメント】:作者はお父様ひとり家に残して、遠くに嫁ぐことをずっと気にかけていてでもそれ以上にお父様は、娘に心配かけたくないと強がりを口にする。なんて素敵な父娘なんでしょう。最後まで笑顔を残してくれるお父様に胸がつまります。最後まで言えなかった「ありがとう」のその理由は、きっと作者にしか分からない。けれど、お父様には伝わってますね。
手を合わせるお相手:ひいおばあちゃん
「またね」っていったのにおほしさまになっちゃった。
「とうこうちゃん」ってよぶこえはもうきこえないけど、
これからは、おほしさまにおはなしするよ。
やくそくだよ。
とうこう(三重県)
【カメヤマコメント】:子どもの純粋な言葉にとにかく胸を打たれます。「またね」は次に会えるまでの魔法の言葉なのに、お星さまになってしまったひいおばあちゃん。 声は聞こえないけれど、「とうこうちゃん」の胸の中ではやさしいひいおばあちゃんの声がいつまでもこだましているような気がします。夜空を見上げるたびに、思い出すのでしょうね。ひいおばあちゃんの笑顔を。
手を合わせるお相手:飼い猫
抱っこが大好きで、膝に乗って寝るのも好き。
おデブさんだから「もうおしまいね」と言っても、すぐに同じ位置。
あの重みが無くなって、毎日思う。
君に会いたいなって。
るまん(岩手県)
【カメヤマコメント】:猫ちゃんはツンデレ(気まま)のイメージが強いですが、この作品の猫ちゃんはとにかく作者が大好きで隙あらばくっついていたい甘えん坊さんだったのですね。そして、その少しおデブさんの重みが作者の記憶から消え去ることはなく、ずっとずっとかわいい思い出とともに残るのでしょう。
手を合わせるお相手:コービー(飼い犬)
いつも一緒に散歩した道を、今はひとりで散歩してるよ
あの頃、一気に駆け上がったあの坂道も
今は歩くだけで息切れしてしまうよ
きぬこし(兵庫県)
【カメヤマコメント】:まだ作者が坂道を駆け上がっても息切れしなかった頃、晴れの日はもちろん、雨の日も、風の日もわんちゃんと作者は一緒に街を散歩していたのでしょう。街のあちこちにわんちゃんとの思い出がある作者は、ひとり歩いてみるものの あの急な坂だけは、今はもう歩くだけで息切れしてしまう。そのことを実感し在りし日のわんちゃんに想いを馳せている。スト―リーを感じる作品。
手を合わせるお相手:飼っていたインコ
かわいい声で話すぴーちゃん。私が家を出て父が世話をしだしたら、かわいかった声がおっさん声になってて笑った。適応能力ありすぎだよ。また私のところに飛んできてね。
ぽっちゃりん(兵庫県)
【カメヤマコメント】:ぴーちゃんはみんなの人気者だったんでしょうね。肩にとまって話す言葉を真似したりして。作者といろんなおしゃべりをしていた頃のぴーちゃんは、 かわいい声で「おはよう」などと話していたのでしょう。それが一転… おっさん声になってしまったぴーちゃん。家族の仲の良さも伝わってくる ハートウォーミングな作品。
手を合わせるお相手:愛犬モモ
わたしを見るとすぐほえてくるモモ。
お空でもたくさんほえてくるかな。
また会って、わたしをほえてよ。
お空からモモに気づいてもらうために、
勉強もスポーツもがんばるから
こなつ(三重県)
【カメヤマコメント】:モモちゃんはこなつちゃんのことが大好きだったから、いつも吠えていたのでしょうね。「お帰り!待ってたよ!」「早く遊んで!」「散歩行こう!」 たくさんおしゃべりしていたのでしょうね。きっと今はお空にいて、こなつちゃんが勉強もスポーツも頑張っているのを見てますね。ワンワンと吠えながら。
手を合わせるお相手:友人
娘に「お父さん、親友いる?」と聞かれた時、お前を思い出し「昔いたよ」と答えた。あれから出来ずじまいだ。
プラナリア(兵庫県)
【カメヤマコメント】:男の友情とは「青春を共に過ごしていろいろなことを一緒に乗り越えてきた末に出来上がるもの」という定義があるような気がします。短い言葉の中に、お二人の厚くて熱い友情を垣間見ました。
手を合わせるお相手:おじいちゃん
おじいの写真を新居に飾ったよ。写真嫌いだった?探すのに苦労したよ。やっと見つけた一枚が、赤ちゃんの私を抱っこして、とびっきりの笑顔だなんて、してやられたよ。
みみ丸(神奈川県)
【カメヤマコメント】:きっとお祖父様はシャイな方だったんでしょうね。自分が写真に写るよりも撮る方にまわったりして、周りに気を配れるステキな方だったのだろうな…と想像しました。やっと見つけた貴重な一枚に写っていたのは満面の笑顔のお祖父様と赤ん坊の作者。可愛くて仕方なくて、ずっと抱っこしてあやしていたんだろうその姿がありありと見えてきました。
手を合わせるお相手:父親
小さいころから何となく疎遠のままだったオヤジの、遺品の整理で、俺の小さい頃の思い出が綴られた日誌が出てきた。愛情いっぱいに書いてあったよ。オヤジごめんな。   
まことちゃん元気(茨城県)
【カメヤマコメント】:親とはそういうものなのだと、胸を熱くしました。特に父と息子の距離は、息子が大きくなるにつれて言葉が少なくなり、距離もどんどん離れてしまって…。でも、親にとって子の小さな頃の思い出は、どんなに些細なことでも宝物なのですよね。作者の「ごめんな」は、天国のお父様に届いているはずです。
手を合わせるお相手:おじいちゃん
認知症になった祖母は、孫の私にすら初めましてって言う
なのに、祖父の写真を見せると「あなた…」って嬉しそうな顔をするなんて、ずるい
私もそんな夫婦になりたいなあ
ゆず(兵庫県)
【カメヤマコメント】:ステキなご夫婦ですね。認知症でも忘れないものは「深い愛」なのかもしれない、とこの作品を読みながら考えました。「あなた…」と慈しむような眼差しで写真を見つめる姿が思い浮かび、さらに、若かりし頃のお二人の仲睦まじい様子も想像することができました。ステキな作品です。
手を合わせるお相手:おじさん
僕の2歳になる娘が、棺で横になっているおじさんの横に立っているろうそくを見て、ハッピバースデートゥーユーを歌いだしたんだよ。可愛い愛娘と思ってこらえてね。
えいじくん。(愛知県)
【カメヤマコメント】:かわいいうっかりハプニングは、悲しみに包まれた会場をも幸せオーラですっぽり包み込んだことでしょう。きっと亡くなった伯父様も目じりを下げてニコニコ笑ってみていたでしょうね。無条件にかわいい作品です。
手を合わせるお相手:祖父
辛い時、悲しい時、こんな世の中で毎日が不安で心が何かに負けそうになる時、会いたくなってお墓参りに行く。「久しぶり。俺は元気にやってるよ。」でも結局強がっちゃう。
サバムーチョ(千葉県)
【カメヤマコメント】:作者の優しさがにじみ出ている作品。ちょっと聞いてもらいたいな、という気持ちでお墓参りに行くも、結局はお祖父様に心配かけたくなくて元気だよと言う。でもきっと、お祖父様はすべてお見通しですね。そんな優しい孫を、誇りに思っているんでしょうね。
手を合わせるお相手:父親
「ジジは嫌い」と言っていた孫が学校の七夕の短冊に
「ジジが戻って来ますように」って書いてあったよ
本当は大好きだったんだよ
伝わってるかな?
龍神ママ(長野県)
【カメヤマコメント】:好きと嫌いの背中合わせ、かわいいです。「嫌い」って、本当は好きなのにうまく表現できなかったり、相手の愛情をちょっと試したりするときに、思わず言ってしまう言葉だったりします。だから、家族の目にふれないだろうと思って書いた学校の短冊に、本音がポロリ。そんな孫の姿を天国で笑って見守っていますね。
カメヤマオリジナルグッズ
入賞01
手を合わせるお相手:親友
命が危ないかもと言われた出産、無事に乗り越えられたよ。でもね、君から貰ったミサンガ、娘を産んだ後に切れちゃった。守ってくれてありがとう。これからも、見ていてね。
からあげ(神奈川県)
手を合わせるお相手:母
晴天な朝に自転車で出かけたら、紋白蝶がヒラヒラついてくる。スピードあげてもついてくるから楽しくなっちゃった。
あの紋白蝶、晴れ女で健脚だったお母さんだな。
健脚ちゃん(東京都)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
じいちゃんはチーズが大好きで、よく食べてたよね!息子は5歳になった今でも覚えてて、スーパーのチーズ売り場を見つけると「じいたん!」って嬉しそうに呟いてるよ!
はるりこ(千葉県)
手を合わせるお相手:父親
毎晩読んでくれた昔話。今でも刻まれてる。声優さんみたいに声色を変え情感たっぷりで読んでくれた泣いた赤鬼。安寿と厨子王。私も息子にしっかり読み聞かせて育てたよ。
ともたん(兵庫県)
手を合わせるお相手:母
おとうさんと私が眠ったのを確かめて、何も言わずに逝ってしまったね。今年は庭の金木犀が咲かないよ。でも、金木犀を手に取るおかあさんの姿は今もそこに。ずっとそこに。
金木犀(福岡県)
手を合わせるお相手:お姉ちゃん
断捨離を始めました。自分が小学生のときに買った服は何の躊躇いもなくリサイクルに回せるのに、お姉ちゃんの名前が書かれた服は手放せません。服の貸し借りしたかったな。
はるまき(岡山県)
手を合わせるお相手:祖父と祖母
おじいちゃんが大切にしてた柱時計、動かしてみたよ。あれが「ぼーんぼーん」って鳴るとおばあちゃんが泣いちゃうから、ずっと止めてたの。今日からは二人で聴いてね。
まみこ(東京都)
手を合わせるお相手:祖父
おじいちゃん、よく2人で虫取り行ったね。どんな虫でも捕獲できるのがかっこよくて頼もしかった。今では息子と行ってるよ。あの時みたいに頼もしく思ってくれてるのかな。
みよちゃん(大阪府)
手を合わせるお相手:祖母
仕事で嫌な思いをした
婆ちゃんが好きだったおはぎを買った
「負けんな!」
声が聞こえた様な気がした。
甘じょっぱい味のおはぎになった。
さあ、明日から頑張ろう!
ばぶ(大阪府)
手を合わせるお相手:父親
「お母さん日本の地名くわしいね」と言われて気が付いたよ。昔いろいろな所に連れて行ってくれていたからだね。
お父さん、ありがとう。
とみつき(沖縄県)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
ぱぱの大切なグラスを割った時、じいちゃんのせいにしてごめんなさい。じいちゃんが割ったと言ってくれてありがとう。同じの見つけてビールをついだよ。めしあがれ。
おじいちゃん子(千葉県)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
思い出したことはないよ
だって1日も忘れていないもの
あなたへ、
ごめんねが、たくさんあるよ
だって、傷つけたもの
でも、ありがとうも、たくさんあるよ
だって、愛してるもの
忘れない山姥(愛知県)
手を合わせるお相手:母親
深い深い眠りにつく前の夜。こたつに一緒に入って、私の顔を、優しく穏やかな顔で、愛おしそうに見つめてくれていたね。その時母の大きな愛を感じました。私も愛してるよ
ダッコちゃん(鹿児島県)
手を合わせるお相手:お母さん
一人暮らしをしてる時、お母さんに会いたくて会いたくて、何度も泣きました。私ももう子どもじゃないのに、と思いつつお母さんの前では子供になっちゃうんだよね
しろとくろ(茨城県)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
おじいちゃん、どんな声で話してたかな。スマホに残ってたのを見つけたよ。あなたがひ孫を呼ぶ声が、優しくて、写真がぼやけたよ。会いたくて、寂しくて、涙が出たよ。
青いあさがお(兵庫県)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
蝉がなくと思い出すよ。
公園に連れて行ってくれては
「こっちの方がお洒落かな…」
と言いながら見せてくれた、蝉のブローチ。
蝉の違いが分かるおばあちゃんが大好きでした。
ぴのこ(埼玉県)
手を合わせるお相手:母
私の入学式、おめでとうと言ったあなたの顔、なぜか悲しそうに見えた。娘の入学式、私もあなたと同じ顔。娘の成長、嬉しいのに寂しいね。母となってわかることばかりです。
てんこ(埼玉県)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
おじいちゃんが死んじゃって、毎日泣いてたおばあちゃんは、おじいちゃんに見せれなかったひ孫の顔がおじいちゃんにそっくりでこれからも元気に生きるって言ってくれたよ。
ちっちゃん(愛知県)
手を合わせるお相手:我が子
お兄ちゃん、弟の声聞こえるかな??
いつもお兄ちゃんのおもちゃを狙っているよ、小さな小さなおててで毎日一緒にあなたを想っているよ。
だだんだん(千葉県)
手を合わせるお相手:夫
美味しいって言ってくれる人が居ないから、私の包丁は錆びてしまったわ。そう言うと貴方は悲しい顔するかな。明日は久しぶりに研いでみようかしら。
ゆみ(山形県)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
「きょうは、お月さまがきれいだな」って、
ぼくを窓辺に呼んでは、ひざにのせてくれたね。
温かくて、頼もしくて、明るくて、大きかった。
お月さまは、ずっと変わらないよ。
のぶゆき(埼玉県)
手を合わせるお相手:父親
やっと君代に会える…その言葉で初めて寂しい思いをしていたことを知りました。天国でお母さんと幸せに過ごしてますか?
cumin(静岡県)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
ぼく、来ました。
大きくなったよ。
学校で勉強を頑張っているよ。
まだまだ、おばあちゃんを連れて行かないでよ。
ぼく、おばあちゃんと遊びたいから。
絶対だよ。
わかったね。
あさほ(愛知県)
手を合わせるお相手:友人
届かないとわかっていても、何度もあなたへのメールの送信画面を開いてしまうんだ。届けたい言葉はたったの五文字、「ありがとう。」だけなんだけれどね。
おてらさん(東京都)
手を合わせるお相手:好きな人
学校帰りのバス。本当は起きてたけどもう少し君の肩に触れていたくて寝たフリをした。でも君は頭をポンポンて。蕾だった恋心が一瞬で満開になった。バレバレだったかな?
ぴーや(兵庫県)
手を合わせるお相手:夫
50年も二人で頑張ったけど先にいってしまったね。
生まれ変わってもあなたとは一緒にならないよって言ってたよね私。本当は嘘ごめんね。
ろうそくが揺れた喜んでくれたの?
われもこう(愛知県)
手を合わせるお相手:お母さん
農家に生まれて育った私は、雨の日に縫い物をしていた母のそばで特に会話もないのに一緒にいるだけでうれしくて、小さいころは雨の日が大好きだった。
ヒロコ(和歌山県)
手を合わせるお相手:親友
金は全然なかったけれど、若さと情熱だけはあふれていたあの時代。同じ空気を吸い、違う夢を持って前向きに生きていたのを思い出す。僕も最後まで夢を追って生きていくよ。
ぽんた(徳島県)
手を合わせるお相手:父親
「俺は墓にはいないから」
歌詞を真似てあなたは言った
本人がそう言うのだからいないんだろうなぁ
だから私は確信している
あなたはいつも近くで私を見守ってくれてる
ひな(東京都)
手を合わせるお相手:二年前に逝去した夫
ねぇ、何で夢にでた時、フツーの話しかしないの?何か、私がグッとくるような感動的な事、言えないの?これじゃあまだまだ、貴方が帰ってくるの待っちゃうよ。
野本 あき(東京都)
手を合わせるお相手:祖父
大学4年生の時に亡くなった祖父。
人生に悩んでいた自分に
表情一つで人生を教えてくれた。
棺の中
穏やかな表情で
辛いこともあるが、人生は悪くはないと
その顔に浮かべて。
おちょん(東京都)
手を合わせるお相手:会社の先輩
陽気な歌声
陽気なダンス
陽気なキャラクターで
宴会のスター
酒を飲むたび思い出します。
今では僕が後を継いでいます。
だからこそ色んな苦労があったんですね。
大将(千葉県)
手を合わせるお相手:じいちゃん
家族の空気のような太陽のようなふわっと暖かいじいちゃん
ふわっといなくなったけど
じいちゃんの写真を見つめる息子の手はとってもあったかい
じっちゃんこ(大阪府)
手を合わせるお相手:父親
お父さん、あなたの自慢の孫は父親になりましたよ。
子煩悩で、涙もろくて、気前が良くて、声が大きくて…
本当にあなたそっくりな父親です。
六甲枝垂れ(奈良県)
手を合わせるお相手:母親
子育てって大変なんだね。私の料理の味付けは舌で覚えたお母さんの味だよ。でも、おにぎりだけはお母さんが握ってくれないと美味しくないの不思議だね。また食べたいな
くまなちゃさん(宮崎県)
手を合わせるお相手:夫のおばあちゃん
初めて会った時90歳とは思えない力強さで私の手を握り「この子はいい子だから結婚してあげて」って言ってたね。あの時は戸惑ったけど、ナイスアシスト!おばあちゃん。
ゆきのん(東京都)
手を合わせるお相手:夫
48才の貴方と72の私。私は今も夢で貴方とドライブや旅行を楽しんでるよ。もしあの世で巡り逢えたら私がわかるかなぁ。でもその時は私が探すから待っていてよ。
ミッシェルばあば(宮城県)
手を合わせるお相手:桃が大好きだった夫
桃の木を見るたびに
「俺の桃や!」
と言ってたあなたのことを思い出すの
最期に口にしたのも桃でしたね
でもね
娘の彼が大好きらしい
これからは
『ヒロくんの桃』になるのかな
農家のおばちゃん(和歌山県)
手を合わせるお相手:母
息子が火葬許可証を忘れてしまってゴメン。肉親の初めての死に動転していたんだと思う。アイツ、オフクロが焼かれている間、火葬場の裏の叢で嗚咽しておった。
三郎(千葉県)
手を合わせるお相手:夫
不整脈で悩む私に「お前を送ってから逝く」と豪語のあなたが突然旅立って一年、長年の不整脈が何時しか治癒しているの。きっとあなたが見守ってくれているのね、有難う。
あーさん(大阪府)
手を合わせるお相手:祖母
「優しく育ってね」
亡くなった後、家族ビデオに映っていた祖母の声。
たったその一言が今でも私を勇気付けてくれています。おばあちゃん、ありがとう。
ひとり孫(大阪府)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
おじいちゃん、子どもが産まれたよ。
あの日おじいちゃんの背中で聞いた、自作のヘンテコな歌。
今は私の腕の中で子どもが聴いているよ。
あおもも(東京都)
手を合わせるお相手:母
「この人、いい人」
認知症のあなたが、ケアマネとの面談で開口一番、笑顔で言ってくれた一言。あなたが居なくなってからも、ずっと私を支えてくれてます。ありがとう。
かおちゃん(宮城県)
手を合わせるお相手:お父さん
会社の机に飾ってくれていた、私とのツーショット。お父さんはぼやけてたけど私が自然な笑顔だったから選んでくれたのかな。私はお父さんが一番かっこいい写真を飾ります。
くじら(京都府)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
湯がいたそうめんをザルにあげるとき、私の顔に熱い湯気がかかっては大変と思ったじいちゃん、走ってきて手で顔を覆ってくれたね。そうめん茹でる度に思い出すよ。ありがとう
なつきん(三重県)
手を合わせるお相手:初恋の人
あなたの短い人生のノートに私は少しでも登場しますか。そろそろ残りの枚数が少なくなった私のノート、前半の「初恋」のページにはあなたの事がビッシリ書かれています。
ダニエル小林(東京都)
手を合わせるお相手:兄さん
かるた取りにババ抜きに腕相撲、、弟や妹のためにいつもわざと負けてくれた優しい兄さん。天国では誰にも気兼ねせずに父さん母さんに思いっきり甘えてくださいね。
わこ(新潟県)
手を合わせるお相手:夫(享年53歳)
墓石に座るカエルを見れば貴方かもと思い、窓から舞い込む蝶を見ればこれも貴方かと思う。姿を変え私にまとわりついてるのね。ちょっといい気分で、そっと手を合わせる。
meme(富山県)
手を合わせるお相手:母さん
この前、背中を押してくれたのも、母さんでしょ?「いいじゃないの、やってみなさいよ」って、いつもの声で。大事なときには、いつも母さんがそばにいるような気がする。
ひとえ(愛知県)
手を合わせるお相手:ばあちゃん
いよいよばあちゃん特製の梅干しがなくなりそうです。
あれがないと夏をうまく乗り切れるか、わかりません。
ああ、困ったなあ。
はる(静岡県)
手を合わせるお相手:夫
ねえ、あなた。娘が「パパはお墓に家出した」と言ってます。謝ったら帰ってきてくれますか。
ままにゃん(埼玉県)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
父親がわりだったおじいちゃん。クリスマスはサンタさんに、節分は鬼になってくれた。
ありがとう。優しいおじいちゃんが大好きでした。
そらまま(徳島県)
手を合わせるお相手:父親
高三の息子が「じいじ、甲子園連れて行くと約束したのに試合もなくなったよ、だから大学でも野球がんばるね!」と。天国のじいじの楽しみが増えたねと母と微笑みました!
のりりん(東京都)
手を合わせるお相手:先生
中学校の時の音楽の先生へ。あなたがよく口ずさんでいたある歌が忘れられません。わたしはいまも、こころのなかで、あの日あなたが口ずさんでいた歌を歌っています。
かなで(愛知県)
手を合わせるお相手:父
おとさんの言う通り生きてきたよ
何があっても 人のせい 環境のせい
年齢のせいにせず 自分作りをしていくこと
金持ちにはならんかったけど
心が裕福になったよ
植田敬(広島県)
手を合わせるお相手:おじぃちゃん
大好きなおじぃちゃんがいつもゆってた
損する事も多いやろうけど人に優しく出来るのは
1番素敵なことやぞ!
この教えのおかげで素敵な人達と巡り会えたよ。
ありがとう。
リタ(大分県)
手を合わせるお相手:お腹にいた赤ちゃん
会いたかったよ。いつでも遊びにおいで。家族みんなで待ってるからね。いつか絶対絶対会おうね。たくさんギューしたいよ。大好きだよ。
ほろ(埼玉県)
手を合わせるお相手:小学校の同級生
天真爛漫な女の子。好きだと言えぬまま卒業し、SNSでのみ繋がっていた彼女。就活中に届いた訃報。フォローされていますの文字。「内定先で、未来の医療を変えるから。」
来年から社会人(東京都)
手を合わせるお相手:元かかりつけ医
「また来るね」と言うと、いつも決まって「病院なんかもう来るな」と言った先生。不思議ですね。先生が旅立ってから、病気が治り、病院に通わなくなりました。ありがとう。
花(東京都)
手を合わせるお相手:幼稚園の先生
幼稚園お泊り教室で、怖くて寝れず
一番最後まで起きていたら先生が
隣で一緒に寝てくれましたね
わたしのことをちゃん付けて呼んでくれる
第二のお母さん、大好き
くるみちゃん(埼玉県)
手を合わせるお相手:父親
生まれつき反抗期の私が娘の反抗期に悩むなんて…お父さん笑ってるでしょ!!私が反抗期を貫けたのはお父さんがいてくれたから。今は娘を反抗させておいてあげようと思う。
紫陽花(京都府)
手を合わせるお相手:親父
親父の葬儀の後、
庭先にポツンと座るおふくろの姿。
すりガラスに映るその影には寂しさが漂う
切なさに
涸れたはずの涙が溢れてきたよ。
V12(愛媛県)
手を合わせるお相手:大切なあなた
笑い顔、泣き顔、怒り顔、困り顔、どんな顔を思い出しても私は涙を流しながらも笑顔で貴方を思い出す。
貴方が大好きと言ってくれたこの笑顔を見ていてほしいから。
みはかせ(愛知県)
手を合わせるお相手:母
お盆の帰省の帰り道、見えなくなるまで手を振ってくれたお母さん。今、娘や孫が我が家から帰るとき、恐らく私はお母さんと同じ気持ちで手を振っている。
みかん(北海道)
手を合わせるお相手:お父さん
お父さんあのね、うちの子供たちがいたずらっこで毎日大変なんだよ。子供好きのお父さんがいたら、少しは違うのかなってお母さんといつも話しているんだ。
だかじ(東京都)
手を合わせるお相手:母
お母さんが好きだった発泡性ワイン、時々飲むんだ。あの泡がお母さんの小言みたいで、叱って欲しい時は飲むことにしている。天国から今は戻っていると信じながらね。
よっしー(埼玉県)
手を合わせるお相手:母
都会に行けば、浴衣を着る機会も多かろうと母が仕立ててくれた浴衣、家事や育児に追われてタンスの奥で、躾け糸のまま、タンスを開ける度、半世紀前の母を想いだす。
あまがえる(神奈川県)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
「おぉ~、帰ったんか」
実家に帰って顔を見せると、いつも笑顔で言ってくれたね。
おじいちゃんのその一言で、家族のもとに帰ってきた安心感に包まれてたよ。ありがとう。
さっちゃん(京都府)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
四十九日過ぎても泣いている私に、あの時みたいに「まだ泣きよるんね」って呆れてるよね。
だけど、皆の前ではばあちゃんの好きな笑顔でいるから、1人の時は許してね。
泣き虫ばあちゃんっ子(福岡県)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
誰よりも褒めてくれて、
誰よりも味方でいてくれて、
誰よりも側にいてくれた。
あの頃は分からなかったけど、
今なら分かるよ。当たり前じゃない、
大きな愛をありがとう。
らいおん(東京都)
手を合わせるお相手:息子
天国でおばあちゃんと仲よくしてるかな?
今年は成人式だね。お父さんとお母さんは一緒にビールを飲むのか楽しみでたまりません。
つまみはあなたの大好きなねぎとろです。
だいず(静岡県)
手を合わせるお相手:祖父
離れて暮らす、いつも強気で明るい祖母。
お葬式を終えて帰る時、玄関の引き戸の隙間に、初めて祖母の涙を見ました。
じいちゃん、これからもばあちゃんの傍にいてあげてね。
くうまる(北海道)
手を合わせるお相手:大貴(長男)
「ただいま」その言葉をいつまでも待ってるよ。
遠く離れても大貴の幸せをいつも願ってます。
早く会いたいけど、もう少し頑張るね。
「おかえり」と言える日までね。
ムーミンの母(京都府)
手を合わせるお相手:母さん
皆あなたを優しい人だったと言います。でも
僕は知っています。愛する人や弱い人を守る
時のあなたの強さを。「私は相手次第で鬼に
も仏にもなれる」。あなたの口癖でしたね。
ヒロちゃん(埼玉県)
手を合わせるお相手:夫
失敗した!!若々しくてかっこいい写真を遺影に選んだけど、いつかこれを見た人に、息子だと思われるかも!!
ほどら(千葉県)
手を合わせるお相手:高校の同級生
高校のとき木村君が「妹のことがすごくかわいい」って誰かと話していたの覚えてる。そんなに素直に言うんだ、って思って盗み聞きしてた。今は妹さんを見守っているのかな。
吉田もれな区(岩手県)
手を合わせるお相手:おばあ
「靴洗い大会世界一のおばあが洗うからね」
半ドン土曜が好きだった
真っ白な上履きを履く月曜日も好きになれた
今日25年ぶりの土曜登校だって!
あの台詞、息子に使うね
ワッシャー(沖縄県)
手を合わせるお相手:大切なあの人
何かいい事があるとそれはきっとあなたからの贈り物だと思う。何か辛いことがあるとあなたの優しい顔が思い浮かぶ。どんなときもあなたはそばにいてくれる。
きなこ(京都府)
手を合わせるお相手:初恋の人
お葬式からずっと来れなくてごめん
まだあなたが生きてるんじゃないかって
現実を受け止めきれない自分がいるの
でも今日からは前を向いて頑張ってみるよ
ちゃんと見守っててね
0223(茨城県)
手を合わせるお相手:お腹にいた我が子
泣いてばかりでごめんね。あなたを抱きしめるまで、パパと待っています。きっと世界一かわいいあなたと会える日が楽しみです。
ことの(愛知県)
手を合わせるお相手:父親
わざとなの?
逝く日を私の誕生日にするなんて
忘れないよ
忘れるわけないじゃない
兄弟姉妹で私が一番お父さん似
誕生日がよりいっそう
特別な日になりました
りっちゃん(愛知県)
手を合わせるお相手:妻
僕の誕生日に逝ってしまった奥さん。
あの日僕の寿命は尽き、あなたが生き残した寿命を受け継ぎました。
だから怒りんぼは改め、皆に優しかったあなたのように生きています。
紫雲山(大阪府)
手を合わせるお相手:友人
生きることに疲れた時、私という人間の存在を肯定する言葉をくれたことが、今生きたいという思いにつながっています。本心は、今も一緒に生きていて欲しかったです。
もどき(栃木県)
手を合わせるお相手:夫
パパ元気ですか?白い雲の間から見える、真っ青な空を見ると、パパが見ている気がします。息子が結婚したよ。初対面でいい娘さんだってわかったよ。パパもそう思うでしょ?
みっちゃん(岡山県)
手を合わせるお相手:お父さん
おっちょこちょいなお母さんは、何かあるたびに「今頃お父さんが笑ってるわ」と言う。けれど、お母さんを守るのに必死で、笑う暇なんてないだろうね。
ベンジャミン(兵庫県)
手を合わせるお相手:義母
「よっしゃ、そんでいい」
お義母さん、今年も赤紫の美味しい梅干が出来ましたよ。
教えてもらって25年。
その声が聞けなくなって10年
久しぶりに「よっしゃ」が聞きたいな
ドミィのかあさん(大阪府)
手を合わせるお相手:お母さん
お母さんが本当のお母さんじゃないって知ったときはショックだったけれど、いつの間にかそんなこと忘れていました。いっぱい愛してくれてありがとう。
ボス(東京都)
手を合わせるお相手:父親
やっぱり父さんには敵わない。私が泣いた日に限って夢に出てきて美味しい所に連れて行ってくれるんだもん。わかってるよ。落ち込んだ時は美味しい物でしょ。行ってくるね!
意地っ張りちゃん(北海道)
手を合わせるお相手:父さん
カレーのときは自分が作ると譲らなかった父。
「男同士のヒミツだよ」と僕にだけ隠し味を教えてくれた。
でも何度再現しても、もう一歩近づけないのはどうしてなんだろう。
ikko(大阪府)
手を合わせるお相手:婚約者
さっちゃん、あの時は痛かったよね。今は穏やかな場所でゆっくり休めてるかな。あれから34年、僕はいつも、さっちゃんと二人で歩んできたよ。そしてこれからもずっとね。
ほっこりにゃんにゃん(茨城県)
手を合わせるお相手:親友かつ恋敵
お前が三角関係の等距離にいたあの娘と楽しそうに話をしているとやるせなさで一杯だった。ただお前が亡くなっちまうと、じゃあ俺しかいないという気にはなぜかなれなかった
いーりゃん(埼玉県)
手を合わせるお相手:ひいじいちゃん
ひいじいちゃんへ。はぬけました。よこのはもぐらぐらしてます。いろいろたのしかったこと、うれしかったことぜんぶわすれたくないよ。きょうはバーベキュー。
れいちゃん(三重県)
手を合わせるお相手:お母さん
お母さんに手を合わせたとき、お母さんとの思い出がつぎつぎに思いうかんできました。そして悲しかったけど、お母さんの思い出はわすれないです。
しょうゆ(三重県)
手を合わせるお相手:飼い犬(ナナ)
反抗期。何度も家出を失敗したのは、なながいてくれたからだよ。泣いてる私のそばでいつも寝てくれてたね。私が元気な時は寄ってこないのに。ツンデレな、なな大好きだよ。
みかんソーダ(東京都)
手を合わせるお相手:飼い猫
自分を人間と思い込んでいつも家族の会話に入ってきて15年。なのに最期だけ猫みたいにいなくなって看取らせてくれなかったね。そこは人間でいいんだよ!今も会いたいよ…
ちゃあるず(島根県)
手を合わせるお相手:飼い犬のペロちゃん
置いてかないでその言葉が響いたのかな、君は最後に私の横に来てそのまま笑顔で眠った。
私を理解してる14年の付き合いの1番の親友。君の家はここだよ、待ってるからね。
るん(埼玉県)
手を合わせるお相手:飼い猫
もう1回だけ 足踏んで通り過ぎてほしいな
もう1回だけ 背中に乗ってほしいな
もう1回だけ 猫吸いさせてほしいな
もう1回だけ
母ちゃんのとこにきてほしいな
ぽっぽっぽ(埼玉県)
手を合わせるお相手:飼っていた犬
お別れしてから30年も経った。未だに寝ている時ふとお腹に乗ってくる感触で目が覚める。
寂しがりの私にたまに遊びに来てくれてるのかなぁ。毎晩一緒に寝てたもんね。
じゅん(兵庫県)
手を合わせるお相手:飼い犬
れいくん、広い世界を知ってね。
それでもまだ、私を慕ってくれるなら
わがままだけど私が生き抜くまで待っててください。
会いたいよ、私の大好きな弟。
めい(東京都)
手を合わせるお相手:飼い猫
8歳の頃に出会ってから
いつも一緒だったから寂しくなかったけど
いつも一緒だったから今は時々寂しくなるよ
アラン(大阪府)
カメヤマ賞03
入 賞

カメヤマオリジナルグッズ

手を合わせるお相手:親友
命が危ないかもと言われた出産、無事に乗り越えられたよ。でもね、君から貰ったミサンガ、娘を産んだ後に切れちゃった。守ってくれてありがとう。これからも、見ていてね。
からあげ(神奈川県)
手を合わせるお相手:母
晴天な朝に自転車で出かけたら、紋白蝶がヒラヒラついてくる。スピードあげてもついてくるから楽しくなっちゃった。
あの紋白蝶、晴れ女で健脚だったお母さんだな。
健脚ちゃん(東京都)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
じいちゃんはチーズが大好きで、よく食べてたよね!息子は5歳になった今でも覚えてて、スーパーのチーズ売り場を見つけると「じいたん!」って嬉しそうに呟いてるよ!
はるりこ(千葉県)
手を合わせるお相手:父親
毎晩読んでくれた昔話。今でも刻まれてる。声優さんみたいに声色を変え情感たっぷりで読んでくれた泣いた赤鬼。安寿と厨子王。私も息子にしっかり読み聞かせて育てたよ。
ともたん(兵庫県)
手を合わせるお相手:母
おとうさんと私が眠ったのを確かめて、何も言わずに逝ってしまったね。今年は庭の金木犀が咲かないよ。でも、金木犀を手に取るおかあさんの姿は今もそこに。ずっとそこに。
金木犀(福岡県)
手を合わせるお相手:お姉ちゃん
断捨離を始めました。自分が小学生のときに買った服は何の躊躇いもなくリサイクルに回せるのに、お姉ちゃんの名前が書かれた服は手放せません。服の貸し借りしたかったな。
はるまき(岡山県)
手を合わせるお相手:祖父と祖母
おじいちゃんが大切にしてた柱時計、動かしてみたよ。あれが「ぼーんぼーん」って鳴るとおばあちゃんが泣いちゃうから、ずっと止めてたの。今日からは二人で聴いてね。
まみこ(東京都)
手を合わせるお相手:祖父
おじいちゃん、よく2人で虫取り行ったね。どんな虫でも捕獲できるのがかっこよくて頼もしかった。今では息子と行ってるよ。あの時みたいに頼もしく思ってくれてるのかな。
みよちゃん(大阪府)
手を合わせるお相手:祖母
仕事で嫌な思いをした
婆ちゃんが好きだったおはぎを買った
「負けんな!」
声が聞こえた様な気がした。
甘じょっぱい味のおはぎになった。
さあ、明日から頑張ろう!
ばぶ(大阪府)
手を合わせるお相手:父親
「お母さん日本の地名くわしいね」と言われて気が付いたよ。昔いろいろな所に連れて行ってくれていたからだね。
お父さん、ありがとう。
とみつき(沖縄県)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
ぱぱの大切なグラスを割った時、じいちゃんのせいにしてごめんなさい。じいちゃんが割ったと言ってくれてありがとう。同じの見つけてビールをついだよ。めしあがれ。
おじいちゃん子(千葉県)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
思い出したことはないよ
だって1日も忘れていないもの
あなたへ、
ごめんねが、たくさんあるよ
だって、傷つけたもの
でも、ありがとうも、たくさんあるよ
だって、愛してるもの
忘れない山姥(愛知県)
手を合わせるお相手:母親
深い深い眠りにつく前の夜。こたつに一緒に入って、私の顔を、優しく穏やかな顔で、愛おしそうに見つめてくれていたね。その時母の大きな愛を感じました。私も愛してるよ
ダッコちゃん(鹿児島県)
手を合わせるお相手:お母さん
一人暮らしをしてる時、お母さんに会いたくて会いたくて、何度も泣きました。私ももう子どもじゃないのに、と思いつつお母さんの前では子供になっちゃうんだよね
しろとくろ(茨城県)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
おじいちゃん、どんな声で話してたかな。スマホに残ってたのを見つけたよ。あなたがひ孫を呼ぶ声が、優しくて、写真がぼやけたよ。会いたくて、寂しくて、涙が出たよ。
青いあさがお(兵庫県)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
蝉がなくと思い出すよ。
公園に連れて行ってくれては
「こっちの方がお洒落かな…」
と言いながら見せてくれた、蝉のブローチ。
蝉の違いが分かるおばあちゃんが大好きでした。
ぴのこ(埼玉県)
手を合わせるお相手:母
私の入学式、おめでとうと言ったあなたの顔、なぜか悲しそうに見えた。娘の入学式、私もあなたと同じ顔。娘の成長、嬉しいのに寂しいね。母となってわかることばかりです。
てんこ(埼玉県)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
おじいちゃんが死んじゃって、毎日泣いてたおばあちゃんは、おじいちゃんに見せれなかったひ孫の顔がおじいちゃんにそっくりでこれからも元気に生きるって言ってくれたよ。
ちっちゃん(愛知県)
手を合わせるお相手:我が子
お兄ちゃん、弟の声聞こえるかな??
いつもお兄ちゃんのおもちゃを狙っているよ、小さな小さなおててで毎日一緒にあなたを想っているよ。
だだんだん(千葉県)
手を合わせるお相手:夫
美味しいって言ってくれる人が居ないから、私の包丁は錆びてしまったわ。そう言うと貴方は悲しい顔するかな。明日は久しぶりに研いでみようかしら。
ゆみ(山形県)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
「きょうは、お月さまがきれいだな」って、
ぼくを窓辺に呼んでは、ひざにのせてくれたね。
温かくて、頼もしくて、明るくて、大きかった。
お月さまは、ずっと変わらないよ。
のぶゆき(埼玉県)
手を合わせるお相手:父親
やっと君代に会える…その言葉で初めて寂しい思いをしていたことを知りました。天国でお母さんと幸せに過ごしてますか?
cumin(静岡県)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
ぼく、来ました。
大きくなったよ。
学校で勉強を頑張っているよ。
まだまだ、おばあちゃんを連れて行かないでよ。
ぼく、おばあちゃんと遊びたいから。
絶対だよ。
わかったね。
あさほ(愛知県)
手を合わせるお相手:友人
届かないとわかっていても、何度もあなたへのメールの送信画面を開いてしまうんだ。届けたい言葉はたったの五文字、「ありがとう。」だけなんだけれどね。
おてらさん(東京都)
手を合わせるお相手:好きな人
学校帰りのバス。本当は起きてたけどもう少し君の肩に触れていたくて寝たフリをした。でも君は頭をポンポンて。蕾だった恋心が一瞬で満開になった。バレバレだったかな?
ぴーや(兵庫県)
手を合わせるお相手:夫
50年も二人で頑張ったけど先にいってしまったね。
生まれ変わってもあなたとは一緒にならないよって言ってたよね私。本当は嘘ごめんね。
ろうそくが揺れた喜んでくれたの?
われもこう(愛知県)
手を合わせるお相手:お母さん
農家に生まれて育った私は、雨の日に縫い物をしていた母のそばで特に会話もないのに一緒にいるだけでうれしくて、小さいころは雨の日が大好きだった。
ヒロコ(和歌山県)
手を合わせるお相手:親友
金は全然なかったけれど、若さと情熱だけはあふれていたあの時代。同じ空気を吸い、違う夢を持って前向きに生きていたのを思い出す。僕も最後まで夢を追って生きていくよ。
ぽんた(徳島県)
手を合わせるお相手:父親
「俺は墓にはいないから」
歌詞を真似てあなたは言った
本人がそう言うのだからいないんだろうなぁ
だから私は確信している
あなたはいつも近くで私を見守ってくれてる
ひな(東京都)
手を合わせるお相手:二年前に逝去した夫
ねぇ、何で夢にでた時、フツーの話しかしないの?何か、私がグッとくるような感動的な事、言えないの?これじゃあまだまだ、貴方が帰ってくるの待っちゃうよ。
野本 あき(東京都)
手を合わせるお相手:祖父
大学4年生の時に亡くなった祖父。
人生に悩んでいた自分に
表情一つで人生を教えてくれた。
棺の中
穏やかな表情で
辛いこともあるが、人生は悪くはないと
その顔に浮かべて。
おちょん(東京都)
手を合わせるお相手:会社の先輩
陽気な歌声
陽気なダンス
陽気なキャラクターで
宴会のスター
酒を飲むたび思い出します。
今では僕が後を継いでいます。
だからこそ色んな苦労があったんですね。
大将(千葉県)
手を合わせるお相手:じいちゃん
家族の空気のような太陽のようなふわっと暖かいじいちゃん
ふわっといなくなったけど
じいちゃんの写真を見つめる息子の手はとってもあったかい
じっちゃんこ(大阪府)
手を合わせるお相手:父親
お父さん、あなたの自慢の孫は父親になりましたよ。
子煩悩で、涙もろくて、気前が良くて、声が大きくて…
本当にあなたそっくりな父親です。
六甲枝垂れ(奈良県)
手を合わせるお相手:母親
子育てって大変なんだね。私の料理の味付けは舌で覚えたお母さんの味だよ。でも、おにぎりだけはお母さんが握ってくれないと美味しくないの不思議だね。また食べたいな
くまなちゃさん(宮崎県)
手を合わせるお相手:夫のおばあちゃん
初めて会った時90歳とは思えない力強さで私の手を握り「この子はいい子だから結婚してあげて」って言ってたね。あの時は戸惑ったけど、ナイスアシスト!おばあちゃん。
ゆきのん(東京都)
手を合わせるお相手:夫
48才の貴方と72の私。私は今も夢で貴方とドライブや旅行を楽しんでるよ。もしあの世で巡り逢えたら私がわかるかなぁ。でもその時は私が探すから待っていてよ。
ミッシェルばあば(宮城県)
手を合わせるお相手:桃が大好きだった夫
桃の木を見るたびに
「俺の桃や!」
と言ってたあなたのことを思い出すの
最期に口にしたのも桃でしたね
でもね
娘の彼が大好きらしい
これからは
『ヒロくんの桃』になるのかな
農家のおばちゃん(和歌山県)
手を合わせるお相手:母
息子が火葬許可証を忘れてしまってゴメン。肉親の初めての死に動転していたんだと思う。アイツ、オフクロが焼かれている間、火葬場の裏の叢で嗚咽しておった。
三郎(千葉県)
手を合わせるお相手:夫
不整脈で悩む私に「お前を送ってから逝く」と豪語のあなたが突然旅立って一年、長年の不整脈が何時しか治癒しているの。きっとあなたが見守ってくれているのね、有難う。
あーさん(大阪府)
手を合わせるお相手:祖母
「優しく育ってね」
亡くなった後、家族ビデオに映っていた祖母の声。
たったその一言が今でも私を勇気付けてくれています。おばあちゃん、ありがとう。
ひとり孫(大阪府)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
おじいちゃん、子どもが産まれたよ。
あの日おじいちゃんの背中で聞いた、自作のヘンテコな歌。
今は私の腕の中で子どもが聴いているよ。
あおもも(東京都)
手を合わせるお相手:母
「この人、いい人」
認知症のあなたが、ケアマネとの面談で開口一番、笑顔で言ってくれた一言。あなたが居なくなってからも、ずっと私を支えてくれてます。ありがとう。
かおちゃん(宮城県)
手を合わせるお相手:お父さん
会社の机に飾ってくれていた、私とのツーショット。お父さんはぼやけてたけど私が自然な笑顔だったから選んでくれたのかな。私はお父さんが一番かっこいい写真を飾ります。
くじら(京都府)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
湯がいたそうめんをザルにあげるとき、私の顔に熱い湯気がかかっては大変と思ったじいちゃん、走ってきて手で顔を覆ってくれたね。そうめん茹でる度に思い出すよ。ありがとう
なつきん(三重県)
手を合わせるお相手:初恋の人
あなたの短い人生のノートに私は少しでも登場しますか。そろそろ残りの枚数が少なくなった私のノート、前半の「初恋」のページにはあなたの事がビッシリ書かれています。
ダニエル小林(東京都)
手を合わせるお相手:兄さん
かるた取りにババ抜きに腕相撲、、弟や妹のためにいつもわざと負けてくれた優しい兄さん。天国では誰にも気兼ねせずに父さん母さんに思いっきり甘えてくださいね。
わこ(新潟県)
手を合わせるお相手:夫(享年53歳)
墓石に座るカエルを見れば貴方かもと思い、窓から舞い込む蝶を見ればこれも貴方かと思う。姿を変え私にまとわりついてるのね。ちょっといい気分で、そっと手を合わせる。
meme(富山県)
手を合わせるお相手:母さん
この前、背中を押してくれたのも、母さんでしょ?「いいじゃないの、やってみなさいよ」って、いつもの声で。大事なときには、いつも母さんがそばにいるような気がする。
ひとえ(愛知県)
手を合わせるお相手:ばあちゃん
いよいよばあちゃん特製の梅干しがなくなりそうです。
あれがないと夏をうまく乗り切れるか、わかりません。
ああ、困ったなあ。
はる(静岡県)
手を合わせるお相手:夫
ねえ、あなた。娘が「パパはお墓に家出した」と言ってます。謝ったら帰ってきてくれますか。
ままにゃん(埼玉県)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
父親がわりだったおじいちゃん。クリスマスはサンタさんに、節分は鬼になってくれた。
ありがとう。優しいおじいちゃんが大好きでした。
そらまま(徳島県)
手を合わせるお相手:父親
高三の息子が「じいじ、甲子園連れて行くと約束したのに試合もなくなったよ、だから大学でも野球がんばるね!」と。天国のじいじの楽しみが増えたねと母と微笑みました!
のりりん(東京都)
手を合わせるお相手:先生
中学校の時の音楽の先生へ。あなたがよく口ずさんでいたある歌が忘れられません。わたしはいまも、こころのなかで、あの日あなたが口ずさんでいた歌を歌っています。
かなで(愛知県)
手を合わせるお相手:父
おとさんの言う通り生きてきたよ
何があっても 人のせい 環境のせい
年齢のせいにせず 自分作りをしていくこと
金持ちにはならんかったけど
心が裕福になったよ
植田敬(広島県)
手を合わせるお相手:おじぃちゃん
大好きなおじぃちゃんがいつもゆってた
損する事も多いやろうけど人に優しく出来るのは
1番素敵なことやぞ!
この教えのおかげで素敵な人達と巡り会えたよ。
ありがとう。
リタ(大分県)
手を合わせるお相手:お腹にいた赤ちゃん
会いたかったよ。いつでも遊びにおいで。家族みんなで待ってるからね。いつか絶対絶対会おうね。たくさんギューしたいよ。大好きだよ。
ほろ(埼玉県)
手を合わせるお相手:小学校の同級生
天真爛漫な女の子。好きだと言えぬまま卒業し、SNSでのみ繋がっていた彼女。就活中に届いた訃報。フォローされていますの文字。「内定先で、未来の医療を変えるから。」
来年から社会人(東京都)
手を合わせるお相手:元かかりつけ医
「また来るね」と言うと、いつも決まって「病院なんかもう来るな」と言った先生。不思議ですね。先生が旅立ってから、病気が治り、病院に通わなくなりました。ありがとう。
花(東京都)
手を合わせるお相手:幼稚園の先生
幼稚園お泊り教室で、怖くて寝れず
一番最後まで起きていたら先生が
隣で一緒に寝てくれましたね
わたしのことをちゃん付けて呼んでくれる
第二のお母さん、大好き
くるみちゃん(埼玉県)
手を合わせるお相手:父親
生まれつき反抗期の私が娘の反抗期に悩むなんて…お父さん笑ってるでしょ!!私が反抗期を貫けたのはお父さんがいてくれたから。今は娘を反抗させておいてあげようと思う。
紫陽花(京都府)
手を合わせるお相手:親父
親父の葬儀の後、
庭先にポツンと座るおふくろの姿。
すりガラスに映るその影には寂しさが漂う
切なさに
涸れたはずの涙が溢れてきたよ。
V12(愛媛県)
手を合わせるお相手:大切なあなた
笑い顔、泣き顔、怒り顔、困り顔、どんな顔を思い出しても私は涙を流しながらも笑顔で貴方を思い出す。
貴方が大好きと言ってくれたこの笑顔を見ていてほしいから。
みはかせ(愛知県)
手を合わせるお相手:母
お盆の帰省の帰り道、見えなくなるまで手を振ってくれたお母さん。今、娘や孫が我が家から帰るとき、恐らく私はお母さんと同じ気持ちで手を振っている。
みかん(北海道)
手を合わせるお相手:お父さん
お父さんあのね、うちの子供たちがいたずらっこで毎日大変なんだよ。子供好きのお父さんがいたら、少しは違うのかなってお母さんといつも話しているんだ。
だかじ(東京都)
手を合わせるお相手:母
お母さんが好きだった発泡性ワイン、時々飲むんだ。あの泡がお母さんの小言みたいで、叱って欲しい時は飲むことにしている。天国から今は戻っていると信じながらね。
よっしー(埼玉県)
手を合わせるお相手:母
都会に行けば、浴衣を着る機会も多かろうと母が仕立ててくれた浴衣、家事や育児に追われてタンスの奥で、躾け糸のまま、タンスを開ける度、半世紀前の母を想いだす。
あまがえる(神奈川県)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
「おぉ~、帰ったんか」
実家に帰って顔を見せると、いつも笑顔で言ってくれたね。
おじいちゃんのその一言で、家族のもとに帰ってきた安心感に包まれてたよ。ありがとう。
さっちゃん(京都府)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
四十九日過ぎても泣いている私に、あの時みたいに「まだ泣きよるんね」って呆れてるよね。
だけど、皆の前ではばあちゃんの好きな笑顔でいるから、1人の時は許してね。
泣き虫ばあちゃんっ子(福岡県)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
誰よりも褒めてくれて、
誰よりも味方でいてくれて、
誰よりも側にいてくれた。
あの頃は分からなかったけど、
今なら分かるよ。当たり前じゃない、
大きな愛をありがとう。
らいおん(東京都)
手を合わせるお相手:息子
天国でおばあちゃんと仲よくしてるかな?
今年は成人式だね。お父さんとお母さんは一緒にビールを飲むのか楽しみでたまりません。
つまみはあなたの大好きなねぎとろです。
だいず(静岡県)
手を合わせるお相手:祖父
離れて暮らす、いつも強気で明るい祖母。
お葬式を終えて帰る時、玄関の引き戸の隙間に、初めて祖母の涙を見ました。
じいちゃん、これからもばあちゃんの傍にいてあげてね。
くうまる(北海道)
手を合わせるお相手:大貴(長男)
「ただいま」その言葉をいつまでも待ってるよ。
遠く離れても大貴の幸せをいつも願ってます。
早く会いたいけど、もう少し頑張るね。
「おかえり」と言える日までね。
ムーミンの母(京都府)
手を合わせるお相手:母さん
皆あなたを優しい人だったと言います。でも
僕は知っています。愛する人や弱い人を守る
時のあなたの強さを。「私は相手次第で鬼に
も仏にもなれる」。あなたの口癖でしたね。
ヒロちゃん(埼玉県)
手を合わせるお相手:夫
失敗した!!若々しくてかっこいい写真を遺影に選んだけど、いつかこれを見た人に、息子だと思われるかも!!
ほどら(千葉県)
手を合わせるお相手:高校の同級生
高校のとき木村君が「妹のことがすごくかわいい」って誰かと話していたの覚えてる。そんなに素直に言うんだ、って思って盗み聞きしてた。今は妹さんを見守っているのかな。
吉田もれな区(岩手県)
手を合わせるお相手:おばあ
「靴洗い大会世界一のおばあが洗うからね」
半ドン土曜が好きだった
真っ白な上履きを履く月曜日も好きになれた
今日25年ぶりの土曜登校だって!
あの台詞、息子に使うね
ワッシャー(沖縄県)
手を合わせるお相手:大切なあの人
何かいい事があるとそれはきっとあなたからの贈り物だと思う。何か辛いことがあるとあなたの優しい顔が思い浮かぶ。どんなときもあなたはそばにいてくれる。
きなこ(京都府)
手を合わせるお相手:初恋の人
お葬式からずっと来れなくてごめん
まだあなたが生きてるんじゃないかって
現実を受け止めきれない自分がいるの
でも今日からは前を向いて頑張ってみるよ
ちゃんと見守っててね
0223(茨城県)
手を合わせるお相手:お腹にいた我が子
泣いてばかりでごめんね。あなたを抱きしめるまで、パパと待っています。きっと世界一かわいいあなたと会える日が楽しみです。
ことの(愛知県)
手を合わせるお相手:父親
わざとなの?
逝く日を私の誕生日にするなんて
忘れないよ
忘れるわけないじゃない
兄弟姉妹で私が一番お父さん似
誕生日がよりいっそう
特別な日になりました
りっちゃん(愛知県)
手を合わせるお相手:妻
僕の誕生日に逝ってしまった奥さん。
あの日僕の寿命は尽き、あなたが生き残した寿命を受け継ぎました。
だから怒りんぼは改め、皆に優しかったあなたのように生きています。
紫雲山(大阪府)
手を合わせるお相手:友人
生きることに疲れた時、私という人間の存在を肯定する言葉をくれたことが、今生きたいという思いにつながっています。本心は、今も一緒に生きていて欲しかったです。
もどき(栃木県)
手を合わせるお相手:夫
パパ元気ですか?白い雲の間から見える、真っ青な空を見ると、パパが見ている気がします。息子が結婚したよ。初対面でいい娘さんだってわかったよ。パパもそう思うでしょ?
みっちゃん(岡山県)
手を合わせるお相手:お父さん
おっちょこちょいなお母さんは、何かあるたびに「今頃お父さんが笑ってるわ」と言う。けれど、お母さんを守るのに必死で、笑う暇なんてないだろうね。
ベンジャミン(兵庫県)
手を合わせるお相手:義母
「よっしゃ、そんでいい」
お義母さん、今年も赤紫の美味しい梅干が出来ましたよ。
教えてもらって25年。
その声が聞けなくなって10年
久しぶりに「よっしゃ」が聞きたいな
ドミィのかあさん(大阪府)
手を合わせるお相手:お母さん
お母さんが本当のお母さんじゃないって知ったときはショックだったけれど、いつの間にかそんなこと忘れていました。いっぱい愛してくれてありがとう。
ボス(東京都)
手を合わせるお相手:父親
やっぱり父さんには敵わない。私が泣いた日に限って夢に出てきて美味しい所に連れて行ってくれるんだもん。わかってるよ。落ち込んだ時は美味しい物でしょ。行ってくるね!
意地っ張りちゃん(北海道)
手を合わせるお相手:父さん
カレーのときは自分が作ると譲らなかった父。
「男同士のヒミツだよ」と僕にだけ隠し味を教えてくれた。
でも何度再現しても、もう一歩近づけないのはどうしてなんだろう。
ikko(大阪府)
手を合わせるお相手:婚約者
さっちゃん、あの時は痛かったよね。今は穏やかな場所でゆっくり休めてるかな。あれから34年、僕はいつも、さっちゃんと二人で歩んできたよ。そしてこれからもずっとね。
ほっこりにゃんにゃん(茨城県)
手を合わせるお相手:親友かつ恋敵
お前が三角関係の等距離にいたあの娘と楽しそうに話をしているとやるせなさで一杯だった。ただお前が亡くなっちまうと、じゃあ俺しかいないという気にはなぜかなれなかった
いーりゃん(埼玉県)
手を合わせるお相手:ひいじいちゃん
ひいじいちゃんへ。はぬけました。よこのはもぐらぐらしてます。いろいろたのしかったこと、うれしかったことぜんぶわすれたくないよ。きょうはバーベキュー。
れいちゃん(三重県)
手を合わせるお相手:お母さん
お母さんに手を合わせたとき、お母さんとの思い出がつぎつぎに思いうかんできました。そして悲しかったけど、お母さんの思い出はわすれないです。
しょうゆ(三重県)
手を合わせるお相手:飼い犬(ナナ)
反抗期。何度も家出を失敗したのは、なながいてくれたからだよ。泣いてる私のそばでいつも寝てくれてたね。私が元気な時は寄ってこないのに。ツンデレな、なな大好きだよ。
みかんソーダ(東京都)
手を合わせるお相手:飼い猫
自分を人間と思い込んでいつも家族の会話に入ってきて15年。なのに最期だけ猫みたいにいなくなって看取らせてくれなかったね。そこは人間でいいんだよ!今も会いたいよ…
ちゃあるず(島根県)
手を合わせるお相手:飼い犬のペロちゃん
置いてかないでその言葉が響いたのかな、君は最後に私の横に来てそのまま笑顔で眠った。
私を理解してる14年の付き合いの1番の親友。君の家はここだよ、待ってるからね。
るん(埼玉県)
手を合わせるお相手:飼い猫
もう1回だけ 足踏んで通り過ぎてほしいな
もう1回だけ 背中に乗ってほしいな
もう1回だけ 猫吸いさせてほしいな
もう1回だけ
母ちゃんのとこにきてほしいな
ぽっぽっぽ(埼玉県)
手を合わせるお相手:飼っていた犬
お別れしてから30年も経った。未だに寝ている時ふとお腹に乗ってくる感触で目が覚める。
寂しがりの私にたまに遊びに来てくれてるのかなぁ。毎晩一緒に寝てたもんね。
じゅん(兵庫県)
手を合わせるお相手:飼い犬
れいくん、広い世界を知ってね。
それでもまだ、私を慕ってくれるなら
わがままだけど私が生き抜くまで待っててください。
会いたいよ、私の大好きな弟。
めい(東京都)
手を合わせるお相手:飼い猫
8歳の頃に出会ってから
いつも一緒だったから寂しくなかったけど
いつも一緒だったから今は時々寂しくなるよ
アラン(大阪府)
審査風景タイトル
審査員01審査員02

湯川 れい子/音楽評論家・作詞家

コロナ禍の中でもたくさんの素晴らしい作品をお寄せいただいたことに心から感動し、深く感謝申し上げます。家族の愛の力、寄り添ってくれるペットの癒しを実感する今だからこそ、心動かせる作品が多くありました。

郡司 麻里子/クロワッサン編集長

仏壇に向かって手を合わせることが、前向きで幸せな気持ちをもたらしてくれる。それを教えてくれる作品を中心に選びました。人と人の絆は永遠という一縷の光明が読者に伝わりますように。

若林 剛之/SOU・SOU プロデューサー

どれも秀作ばかりで、選ぶのが本当に大変でした。日常のなにげないことが失われた時に、その大切さに初めて気づく…。そのことに、毎回このコンクールで再確認させられている気がします。

木村 光希/株式会社おくりびとアカデミー 代表取締役

今年は特にその場の光景が目に浮かぶ作品が多かったなと感じました。人の感情と人間関係が生み出す空気感など想像しやすく涙が出てしまう作品、個人的に感情移入してしまう作品もありました。

谷川 花子/カメヤマ株式会社 代表取締役会長兼CEO

生活様式が変わって、供養の形も変化する時代。胸の内にある感情を短い言葉に昇華させるのはとてもハードルの高いことですが、これからも息の長いコンクールに育てたいと、作品を見て気持ちを新たにしました。
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